倫理方針

学術情報処理研究の出版は,出版倫理委員会(COPE)のガイドラインに基づいた手順によって行われています.記事の投稿前に以下の事項を十分に確認ください.

倫理方針

本誌は関連学術出版における一定の水準を維持している.本誌に記事を投稿する前に,著者は本誌の 方針を読み,遵守していることを確認しなければならない.編集委員会委員がこれらの方針に準拠していないと判断した投稿記事に対し,本誌は査読なしで返戻,または撤回する権利を保持する.本誌の著者,委員,査読者,出版者が被る研究倫理および出版倫理に関する責任を以下に示す.

  • 投稿記事は,いかなる言語においても投稿記事の一部または全部が未発表・未発行の内容であり,本誌以外の媒体において出版が検討されていないものに限る.
  • 投稿記事と,以下のいずれかに該当する当該記事の著者および著者グループによる論文の内容が,編集委員会によって同一と判断された場合は,二重投稿とみなし,採録しない.
    • 学会・出版社等が発行する論文審査を伴う刊行物に投稿中の論文
    • 学会・出版社等が発行する学術雑誌に,すでに登載あるいは採録された論文

なお, AXIES が主催・協賛する研究集会等へ同時期に投稿された講演論文,ならびにプレプリントサーバへの投稿・登載された論文等と,投稿記事が採録された場合の論文は同一視しない.

本誌において当該投稿記事の掲載可否が最終的に決定される前に他の媒体へ投稿することを選択し た場合,著者はまず本誌から投稿記事を取り下げなければならない.

投稿資格

本誌は,世界中の著者からの投稿記事の投稿を歓迎する.著者としての資格は問われない.著者の所 属組織について, AXIES への加盟非加盟は不問とする.ただし,全著者の ORCID 提示を必須とする. ORCID 未取得の場合は,投稿までに ORCID ウェブサイトにて取得すること.投稿記事は,全ての著者が,その内容を事実に基づいたものであると保証し,投稿に同意し,発表する権利を有するものであるとみなす.

オリジナリティ

投稿記事はオリジナルのものに限る.投稿記事について,編集委員会が他者の著作物からの剽窃があると判断した場合は,剽窃論文とみなして採録しない.また,論文の採録決定後に剽窃の事実が判明した場合は,採録を取り消すことがある.

著作権とライセンシング

投稿記事の著作権は,採録判定後,最終原稿が受理された時点で原則として AXIES に譲渡されるものとする.
著者は,自身の論文の著作権を全て AXIES に譲渡するために,著作権譲渡契約書(CopyrightTransfer Agreement; CTA)に署名する必要がある.本誌に掲載された記事の利用は CC ライセンス表示 4.0 国際 (CC BY 4.0)に従うものとする.
このライセンスは,適切なクレジットを表示する限りにおいて,営利/非営利を問わず記事の共有,翻案等の利用を許可するものである.
助成機関によっては,助成を受けた論文を特定の CC ライセンスの下で公開することを要求していることがある.
関連する助成機関への確認は,投稿する前に著者自身によって行われる必要がある.
 
投稿記事においては,以下を厳守のこと

  1. 図・写真などを転載する場合は,その所有者に必ず了解を得た上で,その出典を明記すること
  2. 商標もしくは登録商標を使用する場合は該当個所にその旨を明記すること

プレプリントサーバの考え方

本誌では,研究の普及を促進するために,投稿前または投稿と並行して, Jxivなど,コミュニティに認知されたプレプリントサーバへ著者が投稿記事をプレプリントとして提出することを認める.なお,プレプリントサーバは,オンラインリポジトリとは異なる.また, AXIES の年次大会講演論文集(オンライン) もプレプリントサーバとみなす.

投稿記事の新規性を評価する際に,当該投稿記事が本誌へ投稿された日から4ヶ月前の日以降にプレプリントサーバへ投稿・掲載された他の関連投稿記事は,懸念の対象とはしない.

この方針は,一次研究を記述した投稿記事のオリジナルな版にのみ適用される.査読者のコメントを受 けて再編集された原稿(以下,「修正原稿」という.),出版のために受理された原稿(以下,「最終原稿」と いう.)や本誌に掲載された論文は,プレプリントサーバに掲載された状態にあってはならない.また,投稿記事が本誌から出版されたら,対応するプレプリントに対してすみやかに,本誌の論文等へアクセスできる リンク等を表示させる必要がある.

プレプリントサーバに投稿記事を提出する場合,著者は当該記事の著作権を保持することが望ましい.

著者リスト

著者名とその所属組織によって構成されたデータを著者リストという.本誌へ提出された投稿記事は, 全ての著者が著者リスト構成について承認しているものとみなす.

投稿記事の投稿受領後,著者リストの変更(著者名の追加や削除,著者順の再配置など)は,原則として認めない.ただし,著者は,条件付採録時の修正過程において,著者の増減や順序変更が必要になった場合,編集委員会に対して変更を申し出ることができる.変更を申し出る場合,修正原稿提出時に理由書の提出,および,条件付採録に対する回答文中にもその旨を明記しなければならない.編集委員会は,理由書の内容が妥当であると判断した場合,これを認めることがある.

著者は,論文の構想やデザインまたはデータの取得,開発,分析,解析に実質的に貢献した者,あるいは論文の起草や実質的な改訂を行った者であること. また,著者は,自分自身が当該研究に寄与したことについて責任を負うことに同意し,どの共著者が当該研究の他の部分に責任を負うかを確認すること.その上で,当該研究の公正性を保障し,最終原稿およびその後の投稿を承認すること.著者リストに含まれない研究貢献者は,謝辞に記述すること.

画像の同一性

著者は画像をデジタル加工・処理することができるが,以下のすべてを満たすものでなければならない.

  • 調整が最小限に抑えられていること
  •  (局所的・部分的な加工でなく)画像全体に施されていること
  • コミュニティの基準に沿った処理であること
  • 処理を行った旨を投稿記事に明確に記載していること.

投稿記事に含まれる全ての画像は,元のデータを正確に反映していなければならない.著者は,画像について部分的な移動,削除,追加,強調を行ってはならない.

編集委員会は著者に対し,未加工のオリジナル画像の提出を要求する権利を有する.要求された画像が提出されなかった場合,投稿記事は返戻または撤回されることがある.

著作権のある資料の転載

著者自身が著作権を保持しない資料が投稿記事に含まれ得る場合,著者はその著作権者から転載について許諾を得る必要がある.図・写真などを転載する場合は,その所有者に必ず了解を得た上で,その出典を明記すること.

既に出版されている資料が投稿記事に含まれている場合,著者はその著作権者および出版者から転載について許諾を得る必要がある.また,

投稿記事には,転載する資料すべてについての転載許可書のコピーを添付しなければならない.

データおよび資料の入手可能性

著者は,公開されているデータや資料の出所(公開リポジトリや商用データベース等)を開示しなければならず,必要に応じて登録番号や企業の詳細を投稿記事に記載する必要がある.

著者は自分のデータや資料を補足資料として公開するか,もしくはコミュニティに認知されている公的データベースやリポジトリへ投稿記事をリンクすることにより,アクセス可能な状態にすることができる.全てのデータセットは,査読の過程で委員と査読者が完全に利用できるようにし,論文の出版日までに一般に公開しなければならない.著者は,論文が本誌に掲載された日から少なくとも 3 年間はデータセットを維持すること.

本誌は,論文の根拠となるデータを, J-STAGE Dataにおいて公開することを推奨する. J-STAGE Data からのデータ公開にあたっては,著者は公開するデータおよびそのメタデータを編集委員会に提出し査読を受けねばならない. J-STAGE Data では,データは CC 4.0 (CC-BY)ライセンスを付与したうえでオープンアクセスとして公開される.

著者の利害関係と利益相反

透明性の観点から,本誌では全ての著者に,投稿記事に関連する競合または利益相反がある場合,その旨を宣言することを求めている.利益相反は,著者の公平な研究の実施および報告に影響を及ぼす可能性のある状況が顕在する,認識されている,あるいは潜在する場合に生じる.利害の衝突の可能性としては,商業的または財務的な利害の競合,商業的な所属,コンサルティングの役割,株式の所有等が例として挙げられる.

著者は,自分の論文のための全ての競争的資金の出所を,投稿記事の謝辞の節に記載する必要が ある.

守秘義務

本誌は未発表原稿の機密性を維持する.本誌へ投稿記事を投稿することにより,著者は記事に関する全ての連絡(編集委員会,委員,査読者からの連絡)の機密事項を厳守することを保証するものとみなす.

セルフアーカイビング(グリーン OA)方針

著者は,セルフアーカイビング(グリーンオープンアクセス)として自身の論文を,オンラインリポジトリに登録できる.すなわち,本誌は論文の著者に対し,最終原稿受付から本誌掲載までの期間は最終原稿を オンラインリポジトリに論文を登録することを認める.また,本誌掲載後にオンラインリポジトリに登載する場合, J-STAGE で公開される本誌の当該論文 PDF を用いることはさまたげない.